どーなってるのだろう その6

予測される状況に対して、新経済社会7力年計画は「これまでの若年型の人口構成は、21世紀初頭までの問に高齢者へ傾斜する形で従属人口比率が急速に増加してゆくことが確実でした。

このように急テンポの人口高齢化は、西欧諸国でもいまだかつて経験しなかったものであり、今後、「わが国は短い年月のうちに高齢化社会への備えと対応が迫られることとなる」といわれていました。

この計画に限らず、政府の文書計画とか白書とかいわれるものには、お題目のように「高齢化の進展」とか「迫りくる高齢化社会」という文句がくり返されていました。

国際児童年にあたって児童を特集した1979年版の厚生白書も、"高齢化社会を担うのは現在の児童である"という観点から、児童関係施策の充実を訴えていたそうです。

しかし、あまりにも狼がくる、狼がくるといわれ続けると、「本当かな?」という気持にもなっていたそうです。

どーなってるのだろう その5

いきなりですが、高齢化とはなんでしょうか。

1970年頃、日本の社会経済の混迷がいわれるなかで、一つ確実に見通せることは、この高齢化であるといわれていました。

高齢化にむけて日本は、これまでの日本の企業活動を支えてきた定年制も、年功序列賃金も、終身雇用制も、社会保障制度も、根本的な見直しが必要とされていました。

1960年代から70年代初頭の高度経済成長も、その時期たまたま日本の人口構造が働き盛りの人の比率が高く、老人や子供のような従属人口の割合が少なかったという幸運があったからこそ可能だったのではないでしょうか。

今後、老人の割合が高まり、生産年齢人口3~4人で1人の老人を扶養しなければならなくなってくると、税金や社会保険料ははねあがる。

医者や看護婦、老人ホームの職員など、直接生産にはたずさわらない人ばかりが増加する。

企業のなかで中高年の社員が増えても、成長期と違ってポストも若い社員も増えないから、昇進速度は遅くなり、窓際族だ、タ暮族だといった層が増加すると言われていました。

どーなってるのだろう その4

未成年の子と同居している夫の場合は、7割以上の男性が再婚に積極的であることからみて、いざという場合は女性の方がよほど自立能力に富んでいることがうかがわれます。

アメリカ映画「クレイマー、クレイマー」で話題になったように、父子家庭の父親にとって、家事・育児と仕事を両立させるのは、慣れていないだけにむずかしいです。

母子家庭と同じように今後、増大が予想される父子家庭になった時にあわてないためにも、男性諸氏も必要最低限の家事能力を身につけておく必要性が高まっているようです。

どーなってるのだろう その3

1970年代。

離婚した妻のうち、「将来再婚したい」「再婚が決まっている」という者が約3分の1であるのに、再婚したくないという者が過半数を占めていました。

なかでも、子供と同居している母親では、将来とも再婚したくないという者が6割を超えていたそうです。

これは、離婚した男性の約3分の2が「再婚が決まっている」「将来再婚したい」といっているのに対して、著しく再婚に消極的です。

もちろん、日本の社会では離婚した女性、とりわけ子供をもっている女性の場合、容易に再婚相手が見つからないという事情もあるとは思いますが、彼女たちの結婚という制度に対する失望の大きさと、一人で暮していくことに対する自信もあらわれているといえるだろうと言われていました。

どーなってるのだろう その2

東京などでは、母子3人世帯に対する生活保護は月額11万1711円(1979年度)となっていました。

このほか、公営住宅の優先入所、公立保育所の優先入所や保育料免除、小中学校の給食費の免除などの措置や、職業訓練を受ける際の訓練手当の支給、母子福祉資金の貸付け、寡婦控除など税制上の措置、寡婦等雇用奨励金の支給などが、きめこまかく行なわれていました。

もちろん母子家庭の約7割は14万円未満の収入であり、経済的責任と家事・育児を一人で行なうのは楽ではありません。

しかし、母親が健康である限りは、77年度で633,700世帯に達する母子世帯が困難な条件にうちかって生活していました。

昔の新聞で、夫がサラ金などで借金をして蒸発した、その後借金取りに責められ、母子心中をしたというような事件が報道されていました。

このような母子は、夫と離婚した方が少なくとも経済的には安定した生活ができるはずです。

ところが、たいていの妻は離婚の先に待ち受けている暗い深淵に恐れをいだき、なかなか離婚に踏み切れない―。

しかし、いったん踏み切った後は、多くの女性は自分で生活をしていくことに自信をもつそうです。

どーなってるのだろう その1

少し昔のことですが、離婚後の妻の生活費の主な出所も、前夫からの仕送りというのは3%に満たず、自分で働いて得た収入というのが過半数を超えていました。

しかし、女性の平均賃金が低いことを反映して、離婚後の妻の生活費も自分で働いて得た収入に加えて、親兄弟からの仕送りなどで補わねばならないのが実情でした。

ところで、ここで問題となるのが、生活保護を主な生活のよりどころとしている妻が7%みられることです(主な収入源ではないまでも、生活保護を受けている人は11%を占める)。

生活保護を受けている世帯は、妻が病気や育児で働けない場合が多かったようです。

一般的にいえば、離別した女性は、夫と死別した女性に比べると、遺族年金を得たり、遺産や生命保険を得ることはないし、法の保護も薄いです。

しかし、彼女が母子家庭、17歳未満の子供を抱えている場合は、かなり手厚い福祉の手がさしのべられます。

母子相談員や社会福祉事務所が相談にのってくれます。

生活保護も、その世帯の人数によって加算されます。

座喜味城跡と中城城跡

琉球統一に活躍した按司の護佐丸が、統一後の旧勢力を見張る目的で築いたグスクが、この座喜味城です。

首里方面や西側海岸線、島々が眺望できる丘の上に建っています。

小城ですが、切石積みの城壁が美しく、琉球最古ともいわれる石積みのきょう門が残っています。

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琉球統一後も首里王府に対抗していた勝連城主の阿麻和利を牽制するため、座喜味城主の護佐丸が国王の命により移り住んだグスクが中城(なかぐすく)城です。

沖縄では唯一完全に近い形で残された貴重な遺跡で、曲線を描く城壁と美しいきょう門の保存が素晴らしいです。

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首里城跡と玉陵

首里城は琉球王国の居城で、政治、祭礼の拠点でした。

面積は約4万7000平方メートル、沖縄最大のグスクで、王国の象徴でもありました。

第二次世界大戦で全壊し、世界遺産として登録された首里城跡は、焼失後に残った遺構や城壁のみですが、1992年に正殿などが復元され、かつての姿を取り戻しました。

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玉陵(たまどぅん)は、首里城の西にある第二尚氏王家歴代の陵墓で、1501年の建設です。

沖縄独自の破風墓が3基連なり、王族がなくなるとまず中室に安置され、骨だけになると洗骨し、国王と王妃は東室に、それ以外の王族は西室に葬られました。

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琉球王国のグスクと関連遺産

沖縄地方で農耕が本格的に展開した12世紀前後、按司と称する首長が各地に勃興し、城砦を築いて覇権を争いました。

この城砦をグスクといいます。

琉球が統一されたのは1429年、尚巴司の樹立した琉球王朝によるものです。

以後、1879年に沖縄県になるまでの450年間、琉球王国は日本はもとより、中国や朝鮮、東南アジア諸国との外交貿易で栄え、独自の文化を花咲かせたのです。

各地に残るグスクは、沖縄が独立国であった時代の歴史をうかがわせてくれます。

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屋久島 その2

険峻な山々が海岸から一気にそそり立ち、海岸付近ではウミガメが産卵し、サンゴ礁に熱帯魚が遊びます。

年間平均気温19℃の亜熱帯気候ですが、山頂部では平均気温8℃の亜寒帯に近い気候で、冬には雪と氷に閉ざされるという複雑な気候をもっています。

そのため、植生もアコウ、ガジュマル、ヘゴなど亜熱帯からヤクシマシャクナゲ、ヤクシマダケなど亜寒帯にわたり、それぞれの植物群落が一定の垂直分布を示して生育しています。

また、植物ばかりでなく、ヤクシカ、ヤクシマザルなど固有の動物、アカヒゲやアカコッコなど絶滅の危機にある希少な鳥類も生息。

つまり屋久島は、南西諸島から北海道まで、南北に長く2000kmを超える日本列島の自然気候を凝縮した島であり、多様な動植物の生態系を一島にして併せもっている、貴重な自然の宝庫なのです。

標高1000~1500mに分布する屋久島のシンボル「屋久杉」は、樹齢1000年以上のスギをさします。

樹齢1000年未満のスギは屋久島では「小杉」とよばれるのです。

樹齢7200年と推定される「縄文杉」や、推定樹齢3000年の「紀元杉」など、樹齢1000年を超えるスギの数は2000本以上といわれます。

本来、スギの樹齢は数100年前後ですが、屋久島の杉は栄養が乏しい花崗岩の大地に育つために生長が遅く、そのぶん材質が緻密で樹脂分が多いという特徴を持っています。

したがって腐りにくく、長生きして大きくなるといわれています。

現在、伐採は禁止されていますが、江戸時代以降は建材として重宝されていました。

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